【マウントクック】徹底調査!宿泊でもツアーの立寄りでも楽しめる!

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マウントクックを知る

場所

ニュージーランド南島の中央部に位置するマウントクック(アオラキ)は、標高3,724メートルを誇るニュージーランド最高峰の山です。この山は、サザンアルプス山脈の一部として広がり、美しい自然が広がるマウントクック国立公園の中心にそびえ立っています。「アオラキ」というマオリ語の名前は「雲を突き抜ける者」という意味を持ち、その神々しい姿は多くの訪問者を魅了しています。アクセスには、クライストチャーチやクイーンズタウンから車やツアーバスでの移動が便利です。

歴史

マウントクックの歴史のイメージ

UnsplashNikhil Prasadが撮影した写真

マウントクックは、ニュージーランドの先住民族マオリ族にとって神聖な存在であり、数々の神話にその名前が登場します。ヨーロッパ人がこの地に到達した19世紀後半には、登山家や探検家たちがその魅力に引き寄せられ、1882年に初の登頂が成功しました。現在では、自然観光や冒険活動の拠点としても知られ、多くの観光客が訪れています。

登山道から少し外れた場所に石碑があります。初めは何か分からず記念撮影をしていましたが、後日調べるとこの石碑は、この山域で遭難した登山家たちを慰霊するために建てられた碑です。

気候

マウントクックの気候は年間を通じて変化に富み、特に山岳地帯特有の急変する天候が特徴です。冬には雪と氷が一面を覆い、夏でも山頂付近は涼しく、霜が降りることもあります。この厳しい気候が作り出す景観は神秘的で、訪れる人々に感動を与えます。ただし、訪問する際は防寒対策をしっかりと行い、天候の変化に備えることが重要です。下記はマウントクックの年間の気候や湿度などです。ご参考程度になりましたら幸いです。

平均気温 (°C)湿度 (%)降水量 (mm)
1月10 – 2070 – 8060
2月9 – 1965 – 7550
3月7 – 1765 – 7570
4月5 – 1570 – 8090
5月3 – 1275 – 85100
6月1 – 880 – 90120
7月-1 – 680 – 90130
8月-1 – 780 – 90110
9月1 – 1075 – 8580
10月3 – 1270 – 8070
11月6 -1570 -8060
12月8-1870-8060

気候の特徴は次の通りです。

  • 夏 (12月〜2月): 温暖で、降水量は比較的少ない。特に1月が最も温暖。
  • 秋 (3月〜5月): 気温が下がり始め、降水量が増加する。
  • 冬 (6月〜8月): 寒冷で降水量が多く、特に7月が最も寒い。
  • 春 (9月〜11月): 気温が徐々に上昇し始め、降水量は減少傾向。

マウントクックのアクティビティ

ハーミテージホテル

マウントクックを訪れる際の宿泊先として最も人気なのが、「ハーミテージホテル」です。このホテルは、美しい山々や氷河を望むロケーションにあり、快適な宿泊施設とともに絶景を楽しめます。ホテル内では、星空観察ツアーやガイド付きトレッキングツアーなど、多彩なアクティビティが用意されており、滞在中に存分に自然を満喫することが出来ます。

マウントクックには登らずにハーミテージホテルに90分程度停車し、風景を見るだけというツアーが組まれていることがあります。このハーミテージホテルからであれば美しく神々しいマウントクックの山を見ることが出来ます。

フッカーバレー・トラック

フッカーバレートラックのイメージ

UnsplashArthur Hintonが撮影した写真

マウントクック国立公園内には、初心者から上級者まで楽しめるトレッキングコースが多数あります。その中でも特に人気が高いのが「フッカーバレー・トラック」です。このコースでは、吊り橋や壮大な氷河、氷河湖などを間近で見ることができ、所要時間は往復約3時間と手軽です。山の息吹を感じながらのトレッキングは、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

私が登山したときに気になったのはトイレの少なさです。登山開始から15分程度のところに一つのあるのですが、それ以降は存在しなかったように見えました。しかも比較的簡素なトイレで私は入るのをやめました。私は幸いにも下山時にトイレに行きたくなったので、キャンプ場のトイレを使用しました。お手洗いは出来るだけ登る前に済ませておきたいのと、登山中の水分補給は要注意したいですね。

氷河湖の探索

タスマン湖やミューラー湖など、マウントクック周辺の氷河湖は美しさで知られています。特にタスマン湖では、ボートツアーで湖面に浮かぶ巨大な氷山を間近で見ることができます。その景色は神々しいほどで、自然の力を感じることができます。ツアーは初心者でも楽しめる設計で、安全に氷河湖を探索できます。

マウントクックの見どころ

タスマン氷河

Image by Nico Grütter from Pixabay

タスマン氷河は、ニュージーランド南島にあるサザン・アルプス山脈の最大かつ最長の氷河で、訪問者に圧倒的なスケール感を与えます。長さは27~29キロメートル、幅は最大4~9キロメートルとなり非常に大きな氷河です。タスマン山(3,497メートル)とクック山(3,754メートル)の東側面に沿って南へ流れています。
近年の変化として、1990年から2000年ごろの10年間で大きく後退しているそうです。

この氷河の周囲にはボートツアーが催行されており、巨大な氷河の表面を間近で観察することが可能です。青白い氷河と周囲の山々が織りなす景色は、息をのむほどの美しさです。

マウントクックリリー

春から初夏にかけて咲く「マウントクックリリー」は、この地域特有の固有種で、その純白の花びらが特徴です。この花は、ニュージーランドの美しい自然を象徴するものとして、訪れる人々に愛されています。写真撮影を楽しむ観光客にも人気です。
マウントクックリリーの特徴には次のようなものがあります。

  • 花径は5~7cmで、10~20枚の透明感のある真っ白な花弁を持つ
  • 草丈は40cmから100cmにも達する大型の植物
  • 開花時期は11月から1月
  • 名前に「リリー」とついているが、ユリ科ではなくキンポウゲ科の植物
  • 葉がスイレン(ウォーター・リリー)に似ていることから、この名前が付けられた

オマラマでグライダー

マウントクックから車で少し移動したオマラマでは、グライダー体験ができます。エンジン音のない静かな飛行で、美しいアルプスの景色、具体的にはマウントクックやプカキ湖を楽しむことが出来ます。このアクティビティは晴天の日に訪れるのが最適で、山々と空のコントラストが格別です。2日間の操縦訓練コースが提供されており、訓練では実際に操縦かんを操作して操縦技術を学べます。
前述のハーミテージホテルから車で1時間程度の距離にありますので、時間のある方は足を運んでみるのも良いかもしれません。ホテルのチェックアウト時間などは余裕を持って計画出来ると良いです。道順はホテルのフロントでも教えてくれますよ。

マウントクックへの行き方

クライストチャーチから行く方法

ツアーバスレンタカー
料金NZD80〜100NZD50~100
時間4.5時間4時間

ツアーバスとレンタカーで行くそれぞれの特徴

クライストチャーチ発のツアーバスは、多くの旅行代理店で提供されています。InterCityがメジャーです。他にもGrayLine(大型バスでトイレ付)というのもあります。1日1便運行(クライストチャーチ7:30発、マウントクック12:55着)で途中、善き羊飼いの教会で10分ほど停車します。また、FlexiPassの利用が推奨されています。料金は片道で約80〜100ニュージーランドドル(NZD)です。

レンタカーを利用する場合、クライストチャーチからマウントクックまでの所要時間は約4時間です。途中でプカキ湖やテカポ湖などの名所にも自分のペースで立ち寄って楽しむことが可能です。

クイーンズタウンから行く方法

ツアーバスレンタカー
料金NZD70〜90NZD50~100
時間3.5時間3.5時間

ツアーバスとレンタカーで行くそれぞれの特徴

クイーンズタウン発のツアーバスもあります。やはりInterCityがメジャーです。1日1便運行(クイーンズタウン7:45発、マウントクック・ビレッジ12:15着)こちらもFlexiPassの利用が推奨されています。他にも定期観光バスもあり、クイーンズタウン7:30頃発、マウントクック・ビレッジ12:15着、途中オマラマで約35分の休憩ありという運行を予定しています。

所要時間は休憩なしで約3時間、料金は片道約70〜90NZD程度です。途中で風光明媚なポイントに立ち寄ることができ、快適な移動が楽しめます。

クイーンズタウンからのレンタカー移動は、約3時間半が目安です。ドライブ中には途中でプカキ湖やテカポ湖などの名所にも自分のペースで立ち寄って楽しむことが可能です。

まとめ

マウントクックのまとめイメージ

UnsplashLawrence Makoonaが撮影した写真

ニュージーランドの誇る美しい自然の象徴、マウントクック(アオラキ)は、その壮大な景色と多彩なアクティビティで訪れる人々を魅了します。歴史あるハーミテージホテルでの宿泊や、トレッキング、氷河湖の探索、遊覧飛行など、どれも一生の思い出となる体験ばかりです。アクセスはクライストチャーチやクイーンズタウンからの移動が便利で、絶景を楽しみながらの旅が可能です。神々しい美しさに包まれたマウントクックを訪れ、自然の素晴らしさを満喫してください!

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